ある日の社内、社長(
@itamae_maguro)が思いついたように一言、
「俺ら婚活とか恋愛とかの会社なのに、マッチングアプリ以外のサービス使ったことないよね。ちょっと街コンとか相席屋とか行こうぜ!」
と言い出しました。
他のメンバーは明らかに乗り気ではないものの、
「まあ確かに見たことないし、現場を知るという意味ではいいかもしれませんね。」
という感じに。
それを受け社長が
「じゃあ決定ね!黒木はずっと固定で残りの3人が交代で1日ずつ、計3日、街コンと相席屋で計6日間行くって形にしよう!」
と提案。
おいおいちょっと待ってくれ。なんで俺は固定なんだ、、、。
こんな感じで、ひょんなことから「市場調査」と名を冠し、会社のメンバーと街コン、相席屋に計5日参戦してきました。
記憶が新鮮なうちに、全ての感情が色褪せないうちに、感想をレポートさせていただきます。
街コンは世間をあらわす鏡であった、、、。
※以下に書いてある文章はなるべくその当時の心境を表すべく、率直、時には汚い表現で書いてあります。そんなこと言っているお前はどうなんだ的な指摘はごもっともだと思っています。でも、最大限伝わりやすく書く努力はしたので、暖かく見ていただけますと嬉しいです(泣)
そもそも街コンとは
多くの方は何となく知っているとは思いますが、今一度街コンについて確認しておきましょう。
Wikipedia先生によると、
街コンは、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントである。
街コン – Wikipedia
だそうです。
今回調べてみて思い出したのですが、そもそも
「地域活性化」×「出会い」というのが街コンのコンセプトだったんですね。
今では地域活性化の部分がほとんどなくなり、
「友達、恋人、結婚相手を見つけましょう〜」みたいなイベントが街コンの主流となっています。
参加した街コンの概要
今回参加した街コンの概要は以下の通りでした。
日時:11月 土曜 13:00~15:00
場所:脱出ゲーム店舗
参加人数:男女合わせて200人程度
年齢:女性 20~34歳 男性 20~36歳
参加費用:女性 /¥1,980、男性 /¥6,480
一緒に参加したメンバー:社長(
@itamae_maguro)
街コン開始まで(心境etc…)
今回参加した街コンは街コンジャパン(リンクバル)経由で参加登録をしたのですが、参加が確定すると「こちらのアプリで受付を行いますので入れてください。」という指示がメールで届きました。
そのアプリは「カップリンク」というアプリだったのですが、入れてみると、マッチングアプリ+電子チケットを合わせたような機能。
これが一つ行く前の事件を起こしたんですねえ、、、。
それが何かと言うと、
「参加前からテンション鬼下がる事件」
なんです。
どういうことかというと、このアプリのマッチングアプリの部分で通常のアプリ同様、異性のプロフィール(写真)がたくさんタイル上に並べられているのですが、イベント参加者は写真の端に「イベント参加者」というラベルが貼られているんですね。
↑こんな感じ
で、この「イベント参加者」が悪さをしたわけなんです。
どう悪さをしたか。
ズバリ、
「イベント参加者のプロフィールが皆著しく魅力的に感じられなかった→これから行くイベントこんな人ばっかなのか?」と思ってしまったんです。
魅力的に感じられなかったというのは外見的なところもありますし、「人と話していても無愛想な態度を取ってしまいます」みたいな文章だったりもします。
結果を先に言うと、
街コンの参加者のレベルは全く低くはありませんでした。
話すと長くなるので、割愛させていただくのですが、僕らがアプリで見た方々というのは他の会場で開催されるイベントの参加者等も含まれていたのに、それを僕らが参加するイベントの参加者だと誤認したというのが結論になるのですが、あれは本当に勘違いさせる設計でした、、、。(笑)
そんな感じで会場に向かっている時の心境は、「野球部時代の冬トレ(筋トレしかやらない時期)に行く感じ」でした。
何も悪いことはしてないんだけど、地獄が待っていることは自明で、そこにいかなければならない。
男なら 危険を顧みず、死ぬと分っていても行動しなければならない時がある…負けると分っていても戦わなければならない時がある…(アニメ 劇場版 銀河鉄道999でのキャプテン・ハーロックの台詞より)
こんな感じでした。
本来はワクワクして、なんならテンション高めで向かうはずの僕らの足取りは重く、顔もこわばった状態で何とか会場に到着したのでした。
参加者の人数・年齢層
実際に参加者を見てみると、会社終わりのアラサー男女が最も多かった印象。次に多いのは年齢制限ギリギリくらいの30越え男女だったかな。
会場に着いた時点で自分たちが浮いているのを感じました、、、、。
参加した街コンの流れ
どのように進行していくかというと、たくさんあるテーブルを男女それぞれ2~3人ずつで囲っていき、15分を1セットとしてどんどん交代していく仕組み。
少し誤算だったのは、ベルトコンベア形式で運営がペアを変えてくれるものだと思っていたのですが、次のセットのテーブルをどこにするのかというのは自分で狙いを定めて、テーブルにつかなければならない形式だったということ。
小中学校の時にやったあのフィジカルとメンタルが問われるあの競技を皆さんはご存知だろうか。
我先に空いている席に座ろうとするその図々しさ、そして女子供でも容赦しないその残忍さを兼ね備えていないと勝者になることができないあの「フルーツバスケット」という競技を。
まさしくあれなのです。
アワアワしているうちに席は埋まっていき、席にたどり着けなかったものは圧倒的辱めを味わうゲーム「フルーツバスケット」。
まさか大人になって、あのゲームをもう一度やることになるとは思いませんでした。
「フルーツバスケット」弱かった男性は行かない方がいいでっせ、、、。
実際のイベントの感想
一番最初のテーブルだけはスタッフにより自動で決められます。
僕たちが一番最初に通されたテーブルは、誰もいないテーブルで女性がスタッフに通されるのを待機という形に。
そこから待つこと数分、初めて通された女性は中の下の30歳くらいの女性でした。
性格は非常に明るく、話すのも全く問題がなく、むしろ得意といった感じでした。
話すことが大得意な社長とも、ウマが合うようで、
「出身は〜?」
「お仕事何されているんですか〜?」
「今お家はどちらなんですか〜」
のようなテンプレはすぐに切り上げ、非常に盛り上がっていました。(僕は会話を邪魔しないように相槌や聞かれたら返す程度の役回りを徹底していました。)
サーフィンをしているという体育会系な面も持ち合わせている女性でしたが、二人の会話を見ているうちにあることに気がつきます。
「これ、恋愛になかなか発展しない系女子だ!」
話自体はとても盛り上がっていて、双方楽しそうに見えるのですが、そこに異性としての感じが一切感じられない感じ。
永遠の議論でもある「男女間の友情は成立するのか」問題の成立する側の根拠を見た気がします。
こりゃ完璧友達だわ。
かく言う僕も「すぐ友達になってしまう」現象に苦しめられてきた当事者の一人でもあるので、死ぬほどサーフィン女子の気持ちがわかります。
辛いよな、、、。
盛り上がってていい感じだと思ったら、それは友達としての盛り上がりなんだぜ、、、。
※この友達フォルダに分類されてしまう病は考察のしがいがありそうなので、また別の日にでも書ければと思います。
そんなサーフィン女子を脳内で憂えていると、パーティーに遅刻したと思われる女性二人組が僕たちのテーブルに新たにやってきました。
「こんにちは〜!」
明らかに街コンの格好ではない感じ、これは服装というよりドレスコードなのではないかと思わせるような、高貴な紺色のワンピースを来た上の下女性とそのお友達(中の中くらい)がやってきました。
両方とも明らかにこの会場で見れば上から数えた方がいいような外見。
年齢は25~27歳くらいでしょうか。
少しテンションが高まるのを感じたと同時に、野生の勘が働きます。
「これ絶対年上の所得高めの人狙っている感じだ!」
案の上、僕の勘は的中することとなります。
会話の中で僕らが年下で勤め先はIT企業であまり馴染みのない企業(某有名IT企業だと嘘つきました。すみません、、、笑)だと知った瞬間から、会話よりも周りをキョロキョロし始め、明らかに他の男を物色し始めていたのです。
需要と供給のミスマッチだからしょうがないし、これに関しては怒りとかもないけど、頼むから会話にはもうちょっと興味持って、参加くれよ、、、。
街コンという名の圧倒的弱肉強食のフィールドは僕たちに情けなどないということを知った瞬間でもありました。
社長の圧倒的コミュニケーション能力とサーフィン女子の圧倒的「良い友達感」、上の下女性の次の獲物を狙う鋭い眼光、相槌係の黒木が渦巻くテーブルは、気づけば15分が立つほど時間の流れはとても速いものでした。
時間の終わりの方になると、運営スタッフの方が、
「せっかくなので、同じテーブルになった人とはLINEを必ず交換しておきましょうね〜。」
と会場に対してアシストを。
LINEの交換しなきゃならないのかあみたいな顔をした女性を見て、さらにスタッフが一言、
「
連絡がうっとうしいな〜と思った時はあの画期的な機能を使っちゃいましょう!LINEにはブロックという機能があるんですね〜。めんどくさいな〜と思ったらすぐブロックで大丈夫です!」
少し和む会場。
おそらくこのトークはスタッフの鉄板トークなのだろう。
こうして終わりの時間間際に、テーブルの女性とLINE交換をし、席替えの時間が来たのであった。
2~4セット目に関しては、印象が薄かったのでハイライトとさせていただきたいと思います。
2セット目:20歳の大学生女子2人。体育会系のマネージャーをしているらしく真面目でどちらかというと地味系。何で来てるんだろうと一瞬思ったけど、年上の男性に出会いたかったんだろうなあ。
3セット目:明らかに30超えの女性2人。前に参加した街コンで二人ともソロ参加していたらしく、そこで意気投合して街コンに一緒にいく仲になっていたらしい。この2人が他と違って面白かったのは、テーブル全体での会話の進行をするのではなく、1対1×2ペアの会話に持ち込んできたところ。戦略はすごい賢いと思った。よくわからんが、ハマったらしく、後日「一番話してて楽しかった!ご飯2人で行こう〜」とLINEで誘われる。仮に30越えて結婚したくて街コン参加してたのなら、20代前半男性とかよっぽどのことがない限り誘っちゃいけないと思うんだけどなあ、、、。
4セット目:23,4歳の女性2人。テーブル決めの段階から社長がタバコ吸いに外へ行ってしまったため、基本ソロプレイに。女性2人はボルダリングをよくしにいっているというタイミングで社長帰還。
帰還するなり、マシンガントーク炸裂。
「ボルダリング好きなんですか?身体動かすと言えば、こいつめっちゃ筋トレ好きなんですよ!」
とエンジンフル回転でいじってくる展開に。
「筋肉好きすぎて、こいつプロテインばっか飲んでるし、食べるものもおかしいんですよ!」
これだけ聞くと、なかやまきんに君だと間違えてしまうくらいの筋肉にストイックな男性像を社長が作り上げていく。
でも、なぜか女性からは面白がってもらえて、ボルダリングを一緒にやるというアポが決まる。(結局行ってないけど)
この後、約1時間くらい残っていましたが、社長が喋り疲れた+期待もあまりできなさそうだということでこの日は帰ることとしました。
街コン(1日目) で気づいたこと
・
街コン2人参加は意外と難しい。
なぜなら、テーブル内での1対1の会話に持ちこまなければ、必ず2人のうちのどちらかが回し役になって、残った方は補助するという役回りになるから。
実際、社長と黒木の会話量を比べると、9:1くらいだった。
カルピスだったらほとんど水の味しかしない比率。(笑)
山崎賢人でもない限り黙っている方は基本相手の印象に残らない。(事実、社長の元にはたくさんのラインが届いていたらしい。)
・年齢幅広すぎ。
年齢がある程度合っていないと双方損する。25~7歳くらいの上の下女性ごめんなさい。笑
・
テーブル移動こそ肝。
テーブル移動の前に話をしたい女性を会場内で探して、移動になったらそこ目掛けてすぐ行くのが最もいい。
「え〜。どうしよっか。」とか言っている草食系男子は死ぬ。即死。
街コンなんて可愛い響きしているけど、そんな可愛くない。アマゾンの奥地に狩り行くくらいのテンションで臨んだ方がいいかも。笑
最後に
いかがだったでしょうか?
読み物として楽しんでいただけましたら、幸いです。
後日、街コン2回目、3回目のレポート、相席屋計2日のレポートを書いていく予定です。
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