結婚相談所のシステムに「仮交際(一般交際)」と「真剣交際」というものがあります。
あまり耳慣れない言葉ですよね。
しかし、婚活をするのなら、この2つの意味と違いを知っておかなくてはなりません。
そこで今回は結婚相談所の現役カウンセラーである私が結婚相談所の仮交際と真剣交際の違いについて解説していきたいと思います。
結婚相談所の仮交際と本交際の違い
結論から申し上げますと、結婚相談所における仮交際と本交際の違いは、端的に言えば「他のお見合いや仮交際ができるかできないか?」になります。
詳しいそれぞれの違いは以下の通り。
[aside type=”boader”] ◼️仮交際交際可能な人数・・・複数人可能
期間・・・特に規定はないが、目安として2週間~2ヶ月
決めなければならないこと・・・そのお相手と真剣交際に進むかどうか
[/aside] [aside type=”boader”] ◼️真剣交際
交際可能な人数・・・1人のみ
期間・・・3ヶ月~6ヶ月
決めなければならないこと・・・そのお相手と成婚退会するかどうか
[/aside]
ここからは仮交際、真剣交際についてそれぞれ詳しく解説していくので一緒に確認していきましょう。
結婚相談所での仮交際
結婚相談所での仮交際①定義
お見合い後、双方「もう一度会いたい」という意思を結婚相談所に対して示した場合に仮交際となります。
この時、他の方とお見合いをしたり、同時に仮交際を進めることは可能です。
世間一般でいう「知り合い」の状態が該当します。
結婚相談所での仮交際②期間
早い人で3~4回、長い人でも5~6回お会いすれば、 真剣交際に進むかどうかを判断できるようです。
週に一度デートしているとすれば、お見合いから2週間~2ヶ月といったところでしょうか。
もちろん、人それぞれですので、これはあくまで目安になりますが、「片方はとても前向きに結婚を考えているのに、もう片方は、実は他にもどんどんお見合いをしていた・・・」 というのでは困りますよね。
やむを得ず仮交際が長引く場合でも、やはりどこかの時点で「私の方は、きちんとあなたとの結婚を考えています」という意思表示はしておきましょう。
結婚相談所での仮交際③決めなければならないこと
仮交際の時期に決めなくてはならないことは誰と真剣交際に移るかということ。
真剣交際では他の方とのお見合いや交際が一切禁じられます。
そのためここの仮交際では複数の人とお見合い、交際を重ねることによって「この人だったら結婚に対して真剣に考えてもいいな」と思える人を見つけ出さなければならないのです。
結婚相談所の仮交際※注意するポイント
こまめにコミュニケーションを取る
仮交際に入ったら、あまり時間をあけず、こまめにコミュニケーションを取りましょう。
メールより電話の方がいいですし、直接会うことがベストです。
休日でなくても、仕事後の短い時間でもいいので、デートの回数を重ねることを心がけましょう。
お見合いの時よりも1回目のデート(お見合い後の最初のデート)の方が大切です。
身だしなみを整え、気配りと優しさを持って、お相手に接してください。
たくさんの人とお見合い・仮交際してみる
「自分の気持ちが、なかなか交際中のお相手に定まらない・・・」
「 お相手が自分との交際に、あまり乗り気ではないように感じる・・・」
そう不安になってしまう場合も、あるかもしれませんね。
そんな時は、遠慮はいりません!
仮交際中に、新たなお見合いをすることは、ルール違反ではありません。
「現在仮交際中のお相手が、本当に自分の結婚相手にふさわしいかどうか?」
それを見定める判断材料として他のお見合いをしてみる、というのも賢明な方法です。
もちろん、仮交際のお相手には秘密にしておくのがマナーですが。
結婚相談所での真剣交際
結婚相談所での真剣交際①定義
仮交際している人の中からこの人とだったら、真剣交際に移ってもいいなという人を決め、所属している結婚相談所を通じてお相手の結婚相談所に真剣交際の申し出を行い、受け入れられた場合のみ成立します。
真剣交際に移行すると、結婚相談所のデータベースでは交際マーク(ハートマーク)が表示され、お見合いを申し込んだり、申受けたりすることは一切できなくなります。
また、仮交際では複数の人と同時進行で交際することができますが、真剣交際に移ると同時進行で進めることができません。
いわば、一般的にいう「恋人」の状態に移行するということです。
結婚相談所での真剣交際②期間
一応「お見合いから通常3ヶ月、最長6ヶ月」で、成婚退会するかどうか結論を出すというのが システム上のルールとなっています。
例外もあるにはありますが、いずれにしろ「無駄に時間を過ごさないように」双方が互いの意思確認を取っておくことは大切です。
結婚相談所での真剣交際③決めなければならないこと
そのお相手と成婚退会するかどうかを真剣交際の時期では決めていくこととなります。
結婚相談所では3~6ヶ月の間に決めなければならないというリミットが設けられています。
それまでにお相手と結婚に向けて、本格的な話を何回も重ねて「この人となら結婚してもいい」と思える状態になれるかがポイントです。
結婚相談所での真剣交際※注意ポイント
真剣交際とは、お互い他のお見合いや交際はせず、結婚前提の交際になります。
ですから、何事も「結婚したら・・・」という前提でお話をしてみましょう!
また、真剣交際となりますと、それぞれ事情も異なり、セオリー通りには進みませんので、所属相談所の担当者と緊密に連絡を取り、相談しながら大切に進めて行くことが、成婚への鍵となります。
結婚相談所で仮交際から真剣交際にはどうすれば進める?
通常は、男性さんの方から女性さんに申し込むのですが、そのあたりの説明は相談所によってまちまちのようです。
女性さんの方が「この人とだったら、真剣交際もOKかも♪」 と思ったら、早めに所属相談所の担当者を通して、お相手相談所へ伝えておきましょう。
そうしておけば、先方も、男性さんから相談があったとき上手に誘導してくれますよ。
[aside type=”normal”] 真剣交際に移ったほうが良いポイントはっきりと「この人と結婚する」と決めていなくても、「この人と結婚に向けた具体的なお話をしたいな~」 と思ったときに申込みます。つまりは、複数並行している仮交際を絞り込むときにつけるものですので、「他にはもうお見合いをしない」「目の前の人との交際に集中したい」と思ったときが、真剣交際に移るポイントになります。
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【プロが教える】結婚相談所の仮交際と本交際の違いのまとめ
真剣交際はプロポーズの前段階だと認識し、真剣交際に入ること自体に大きなプレッシャーを感じる人もいるようですが、そこまで身構える必要はありません。
真剣交際に入れば、結婚に向けて具体的なお話もしやすくなりますよね?
「どこに住む?」「女性さんは仕事をどうする?」「子供は?」
そうした深い話し合いを進めた結果、お互いの結婚観に相違があるなら、無理せず交際解消で良いのです。
「真剣交際まで進んだのにダメになった・・・」
なんて落ち込む必要はありません。
結婚を前提として、そこまで深い話し合いをすることにこそ、大きな意義があるのですから。
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