アラフォーの婚活は厳しい?男女ともに気をつけるべきポイントをプロが解説します

男女ともに気をつけるべきポイントをプロが解説します

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アラフォー世代の婚活は簡単ではなく、未婚率が高く、理想が高すぎることなどが原因で結婚に至らないことが多いです。

独身者の3人に1人がアラフォーで、社会的にも独身が珍しくなく、結婚への焦りが薄れている状況です。しかし、アラフォーでの結婚成功率は低く、5年後に結婚できているのは約15%のみです。

アラフォー独身者は、結婚に対する考え方や行動を変えることが重要であり、現実的な婚活支援サービスを利用することが勧められます。

アラフォー婚活は難しい?簡単?

アラフォー世代の婚活は、決して簡単ではありません。

2016年度の人口動態統計(厚生労働省)によると日本の平均初婚年齢は、女性は約29歳、男性は約31歳です。

アラフォー世代の独身者(初婚)は、大幅に出遅れているという現実をまずは理解をする必要があります。

2015年の国勢調査の結婚に対する意識調査では、独身者の8割以上は、いずれ将来結婚をしたいと考えています。

しかし、結婚はしたいけれども、何も具体的な行動を起こさない、婚活をしても異性に対する理想が高過ぎるなどの理由から、結婚が実現せず、未婚率は高い水準で推移しています。

特に、アラフォー世代の婚活は厳しく、結婚はしたいけれども妥協はしたくない、諦めたくないといった感情の狭間での婚活になっています。

なぜ、アラフォー世代の独身者の結婚が進まないのかについて、結婚相談所で実際に活動をするアラフォー世代の婚活をサポートするアドバイザーとしての経験を基に記していきたいと思います。

数値で見るアラフォー婚活

アラフォー世代の未婚率は、30代後半では、男性約37.4%、女性約29.5%、40代前半では男性33.6%、女性27.8%となります。(2017年国勢調査/人口統計資料より)

男性は約35%前後、女性は30%近くが未婚者となり、独身でいることが稀有な状況ではないことが判ります。

3人に1人が独身となるので、職場を始めコミュニティにおいても独身者が目立つことも、肩身の狭い思いをすることも少なくなっているので、結婚に対する焦燥感が薄れてしまう環境となっていると言えます。

しかし、アラフォー世代の婚活は決して簡単なものではなく、アラフォー婚活者が5年後に結婚が出来ているのか、未婚率の推移から大まかに算出ができます。

2010年に独身だった人が、5年後の2015年にどれだけ結婚出来たかという数値ですが、2010年に30代後半の独身男性のうち約15%が結婚が出来ています。

30代後半の独身女性は、そのうち約15%が結婚出来ています。

40代前半の男性の約14%、40代前半の女性の約8%が結婚が出来ています。

この数値は決して高くはなく、アラフォー独身者の婚活は、極めて難しい中での活動になってくるのです。

アラフォー独身者は、結婚することへの意識や考え方を変え、アクションを起こすことが、まず何よりも大切なことだと思います。

現役カウンセラーから見たアラフォー婚活

アラフォー独身者が本気で結婚に焦り出すのは、男女で5歳ほど差が生じていると感じます。

女性は30代後半でかなり本気で焦り、男性は40代前半から焦り始めるという印象があります。

アラフォー世代の婚活においては、昨今は離婚経験者の婚活者が増加しており、婚姻者のうち夫婦の一方または両方が離婚経験者である婚姻が増えています。

平成28年度の人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」によると、婚姻件数のうち約27%は夫婦いずれかが再婚者となります。

4分の1以上ということになります。

初婚の独身者は、再婚者のライバルが増加傾向となり、更に厳しい婚活を強いられるということになります。

アラフォー世代の婚活者の特徴は、一つは相手に対する要望が高いこと、またその要望に対して自分自身が見合っていないというギャップが生じていることが挙げられます。

アラフォー世代の婚活というのは、結婚に対するモチベーションが維持出来るギリギリの世代になってきます。

40後半以降になってくると無理に結婚をしなくても良いとか、余程理想的なお相手がいたら結婚を考えるという消極的な思考に切り替わり、積極的な婚活から離脱してしまう人が増えてくるのです。

ですから、気力と体力がある30代後半から40代前半に頑張ってでも婚活をして、結婚を実現して、結婚をした人生を送って欲しいと思います。

アラフォーの婚活が厳しいと言われる理由(男性編)

アラフォー世代は、これまでの人生でのさまざまな経験から人間形成が終わっているので、自分の思考や行動を変えることがなかなか難しくなっています。

婚活においても柔軟な対応が出来ず、それが仇となってなかなか結婚に結び付かないところがあります。

また、気持ちの面でも、簡単に異性を好きになることが難しくなる年代でもあります。

学生の頃や20代の頃と違って、四六時中お相手のことを考えるぐらい好きになったり、燃えるような恋をする年でもありません。

お会いした異性に対して、職場や身の回りの人と比較をしたり、いろんな角度から評価したりして、若い頃のように好きという感情だけでは突き進めないことも、アラフォー世代の婚活を難しくする要因となっているのです。

5歳以上の年下女性を求める

男性は年齢が増すにつれて、年の離れた年下女性を求める傾向が強くなります。

日本最大規模の結婚相談所連盟の2017年度の成婚者データによると、女性はどの年代でも5歳未満の年の差男性と成婚しているケースが多いのに対し、男性は、年齢が増すにつれて年の差を求めて成婚してる傾向が強く出ています。

30代後半女性のお相手男性の年の差は平均4.3歳、40代前半の女性は4.1歳となります。

一方で、30代後半男性のお相手女性の年の差は平均3.4歳年下、40代前半男性のお相手は平均5.2歳年下となります。

しかし、特に40代前半の男性は、30代前半の女性を強く求める傾向があり、場合によっては10歳以上離れた女性を求めていることになり、年齢のミスマッチにより結婚に至らず、エンドレスの婚活をして、独身のままの状態となっているのです。

年齢に見合った身だしなみ、マナー、対応が出来ない

アラフォー男性は、身だしなみ、マナー、レディファーストなどが十分に出来ていない人が多いと感じます。

逆に女性は、男性のファーストインプレッションで、身だしなみや清潔感などの外面を気にします。

ある程度関係性が出来れば内面を見てもらえますが、出会って初期の段階では、内面ではなく外面を中心に見られることになるのです。

多くのアラフォー男性は、外面の部分が見劣りしてしまい、この初期の段階で離脱してしまうので、厳しい婚活を強いられることになるのです。

女性慣れしていない男性が多い

アラフォー男性は、女性慣れしていない男性が多くいます。

これまで女性経験が少ない、暫くの間女性と交際をしていない、あるいは女性との交際経験がないと言った男性もいます。

女性慣れしていないアラフォー男性は、女性との接し方が解らないということで、婚活をして、交際から結婚までもっていくことは現実的に難しいと考えられます。

自力で婚活をしても結婚の実現は難しいと考えて、最も結婚が出来る婚活支援サービスである結婚相談所でアドバイザーの力を借りて一緒に活動をすることで、結婚が実現出来ると思います。

アラフォーの婚活が厳しいと言われる理由(女性編)

5歳未満の自分に近い年齢の男性を求める

アラフォー女性は、自分の年齢より少し上となる5歳差未満の男性を求める傾向が強くあります。

しかし、女性の年齢が上がるにつれて、対象とする5歳差未満の男性はもっと若い女性を求める傾向があり、そこに年齢的なギャップによって婚活が難しくなってしまうのです。

また、アラフォー女性は、お相手男性の年齢が近ければ良いというものではなく、それに加え他の条件を重ねていき、交際が進むと更に男性の性格やフィーリングと言った内面の審査に入っていきます。

お相手男性に対する審査を厳しくすることで、途中で交際が終了したり、理想を追求することで、自分自身で婚活を難しくしているケースが多いと感じます。

最低限の基準が高過ぎる

婚活において、女性の年齢というのは重要なファクターとなります。

しかし、アラフォー女性は、年齢が上がったことで婚活市場における自分の需要が下落したとは考えず、むしろここまで独身のまま頑張ってきたのだから、妥協はしないという思考が強い傾向にあります。

この思考を変えない限りは、婚活をして結婚を手にすることは難しいと考えます。

特に、男性の年齢、年収、身長、学歴、職業、見た目・ルックスと言った部分では、バランス良く、平均を上回っている男性を求めるアラフォー女性が多いのですが、そもそもそのような男性は妻子持ちだったりします。

希望する条件を1つか2つ程度クリアーしていれば良しとして、他に致命的な問題点がなければ結婚相手として決めるぐらいの覚悟を持たなければ、アラフォー女性の結婚は難しいと言えます。

白馬に乗った王子さまと言った幻想は今すぐに捨てるべきです。

男性に幸せにしてもらおうという気持ちが強い

アラフォー女性の婚活が難しい最たる理由は、結婚をすることで男性に幸せにしてもらおうという思考が強過ぎるということです。

そのために、各種条件の良い男性や、見た目・ルックスの良い男性を選ぼうとするのです。

当然、そのような男性は、ライバルが多く競争が激しいので、選ばれる可能性は低くなります。

アラフォー女性が結婚するには、男性から幸せにしてもらおうという思考は捨てて、アラフォー女性自らが男性のために尽くして、この人のためなら生涯をかけて尽くしていけるという男性を見付ける意識で婚活をすれば、きっと将来のパートナーが見つかると思います。

アラフォー婚活を成功させるためのポイント

アラフォー世代の婚活は、まず自分自身を客観視して、婚活市場における自分の需要やポジショニングを理解することからスタートする必要があります。

自分自身の需要を把握した上で、異性に対する条件設定をしていくことで、自分に見合う異性と出会って、交際、結婚へと運ぶことが出来るのです。

また、アラフォー世代の婚活は、時間的な余裕はないと考え、理想を追求するのではなく、結婚をする覚悟を決めて、希望条件が1つか2つクリアーしていて、嫌なところもなく、致命傷になる問題事項がなければ決めるぐらいの覚悟が必要になります。

理想を追求しているとエンドレスの婚活となり、生涯独身のままとなるリスクが高まることは理解するべきです。

アラフォー婚活を成功させるためのポイント(男性編)

自分と近い年齢の女性をターゲットにする

結婚相談所の成婚データ分析から、成婚をする女性は5歳未満の年上男性を求める傾向が強いことが判っています。

アラフォー男性は、5歳以上の年下女性を求めがちですが、自分と近い年齢の女性をターゲットにして婚活をすると比較的短期間でお相手が見つかり、結婚が実現することが可能となります。

近い年齢ですと、話題や趣味も合い、コミュニケーションも取りやすいので、二人の関係性も短期間で温まって、早いと数か月での結婚も実現可能です。

また、アラフォー女性は、5歳以上年上男性から求められる傾向が強く、近い年齢ですとマッチングしやくなるというメリットもあります。

外面よりもフィーリングやコミュニケーションを大切にする

アラフォー男性は、年齢と見た目・ルックスを重視して、婚活でお相手探しをしています。

しかし、驚くことに自分のことは棚上げしているアラフォー男性が多いのです。

若くて、見た目・ルックス良い女性は、自分とはご縁がないと割り切って、それよりもフィーリングが合う女性やコミュニケーションが取れる女性を中心に探していくと良いでしょう。

また、性格面や人間性が良い女性と一緒になることで、結婚生活が豊かで安定的なものになると思います。

自分に対して積極的な女性を選ぶ

アラフォー男性は、見た目や年齢を重視してお相手選びをする傾向が強いのですが、結婚生活に入ってからのことを考えると、内面の部分を重視してお相手選びをすることが大切になると思います。

特に、女性から自分に対しての気持ちの大きさは、お相手選びで大切なポイントになります。

やはり、自分のことを大切にしてくれる女性に対しては、尽くしてあげたいという想いが芽生えますし、ギブ&テイクの関係によって、良い家庭が築かれて、楽しい夫婦生活になっていくと思います。

自分の主張ばかりを押し付けたり、話し合いで問題を解決できない夫婦は破談に直結します。自分に対する女性の愛情の大きさというのは、お相手女性を選ぶとても重要なポイントになります。

アラフォー婚活を成功させるためのポイント(女性編)

収入は世帯収入で考えること

アラフォー女性が、婚活でお相手選びをする際に重視するポイントの一つに、男性の収入があります。

男女雇用機会均等法の施行以来、女性の所得が増える一方で、男性の所得はなかなか上がらない状況になっています。

この状況下で、男性の年収に期待をしたお相手選びをするのでなく、夫婦の収入を合わせた世帯収入で考えることが大切になります。

男性の収入に期待するのは、出産や子育て期のことや生活水準を考えてのことだと想定しますが、収入を世帯収入で考えること、支出の見積もりもしっかりと行うことで、お相手男性を選ぶ際に、これまでの収入基準から少し落としてお相手男性選びが出来るようになると思います。

ライフプランを立てて、具体的な支出をリストアップして、収入とのバランスを考えて、世帯収入がいくらあれば生計が立つのかを把握した上で、お相手の年収を考えることが大切になります。

結婚生活に影響しない条件は捨てること

アラフォー女性の特徴は、必要以上に多くの条件を求め過ぎることです。

例えば、見た目・ルックス、年収、学歴、職業、年齢など高い水準でバランスの取れたお相手を求めるアラフォー女性が非常に多いのです。

各種スペックのバランスが良い独身男性は、とても人気があるので、ライバルが多く、その中で勝ち残って、最終的な1人にならなければ結婚が実現しません。

競争の激しい戦いに挑むよりも、少しでも勝てる戦いを選択するべきなのです。

特に、お相手男性に求める条件のうち、結婚生活に大きく影響しない部分は思い切って捨ててみることです。

例えば、年収を取るならば、学歴や身長は評価対象に入れない。

結婚生活をする上で、学歴はあまり影響しませんし、身長も関係ありません。

このように、希望条件の全てを満たしたお相手を選ぶよりも、1つか2つクリアーしているならば、あまり大きく影響しない条件は、思い切って切り捨てることで、ライバルが少ないお相手に出会って、結婚が実現する可能性が高くなるのです。

女性受け身ではなく、積極的に男性にアプローチすること

アラフォー世代の婚活は、女性が積極的にアプローチする方が確実にうまくいくケースが増えます。

独身のアラフォー男性は、控えめな男性、内気な男性、異性とのコミュニケーションが不得手な男性が多くいます。

このような不器用なアラフォー男性に交際をリードしてもらうことを期待していたら、不満が蓄積されるだけです。

それよりもアラフォー女性が、上手にリードして、交際を導いていくことで、徐々に男性も慣れて、逆に女性をリードしていくことが出来るようになるのです。

交際初期など暫くの期間は、女性がリードしてあげると、交際が軌道に乗っていくことになります。

不器用な男性が多いアラフォー男性に期待をし過ぎてしまうと、エンドレスの婚活になって、生涯独身のままということになってしまいます。

アラフォー婚活は難しい?|現役カウンセラーが徹底解説のまとめ

アラフォー世代の婚活は、決して簡単なものではなく、5年後に結婚が出来ている可能性は15%に満たない状況にあります。

アラフォー世代でも、男性の30代後半は比較的結婚はしやすいのですが、女性の場合は30代後半から一気に結婚のハードルが高くなって難しくなります。更に40代になるとアラフォー女性の婚活は厳しい状況となってきます。

ただ、悲観する必要はなく、意識を変えることで比較的簡単に結婚が実現する場合も多くあります。

多くのアラフォー世代の独身者は、自分の年齢が上がったとしても、お相手に対する条件や理想は変えることなく婚活をしています。自分自身を客観視出来ておらず、棚上げしてしまっているのです。

自分自身の婚活市場における需要をしっかりと把握して、それを基にした条件設定とお相手選びをすれば、比較的簡単に短期間で結婚が実現することになります。

アラフォー世代の婚活は、時間的な余裕がないので、結婚に直結する婚活支援サービスを利用するべきで、最も結婚が出来る仲人型の結婚相談所で短期成婚を目指して婚活をすることがベストです。

結婚相談所に対する羞恥心やプライドは一切捨てて、とにかく結婚をする覚悟を決めて、婚活をスタートしてください。

生涯独身のままというリスクが高まっていくので、すぐにアクションを起こして頂きたいと切に願います。